「仕事の依頼は増えているのに、先に必要な資金が足りない…」そんな悩みを抱える中小企業や個人事業主は少なくありません。
特に建設業やIT業、広告制作、人材派遣業などでは受注後すぐに人件費や材料費、外注費が必要になるケースも多く、資金繰りが大きな課題になりやすいのが現実です。
そこで近年注目を集めているのが「注文書ファクタリング」です。
通常の請求書ファクタリングとは異なり注文書の段階で資金調達できるため、納品前でも事業資金を確保しやすい点が特徴となっています。
本記事では注文書ファクタリングの仕組みやメリット・デメリットをはじめ、おすすめ会社や選び方までわかりやすく詳しく解説していきます。
注文書ファクタリングとは?
「注文書ファクタリング」とは、仕事が完了して請求書を発行する前の段階、つまり「クライアントから注文書(発注書)を受け取った時点」でその将来発生する予定の売掛金を買い取ってもらい、現金化する資金調達手法です。
一般的なファクタリング(請求書ファクタリング)は「納品後」にしか使えませんが、注文書ファクタリングは「受注直後(着手前)」に資金を確保できるのが最大の特徴です。
注文書ファクタリングの仕組み
通常のビジネスでは仕事が終わってから請求書を出し、そこから1〜2ヶ月後に入金されるのが基本ですが、注文書ファクタリングを使うと以下のような流れになります。
- 注文書(発注書)の受領
売掛先(クライアント)から、仕事の発注を示す正式な「注文書」または「発注書」を受け取ります。この段階ではまだ仕事には着手していない(または進行中)状態です。 - ファクタリング会社への申し込み
受け取った注文書をファクタリング会社に提出し、審査を申し込みます。 - 買取代金の入金(事前の資金確保)
審査に通過すると、注文書の金額からファクタリング会社の手数料を差し引いた金額が、あなたの口座に最短数日〜1週間程度で振り込まれます。 - 業務の完遂と納品
調達した資金を使って原材料の仕入れや外注先への支払いを行い、予定通りに仕事を完了させて売掛先に納品し、通常通り「請求書」を発行します。 - 売掛先からあなたへの入金
注文書に記載されていた本来の支払期日が来ると、売掛先からあなたの口座へ、満額の利用代金が支払われます。 - ファクタリング会社への送金(清算)
売掛先から入金されたお金をそのままスライドさせる形でファクタリング会社へ送金し、すべての取引が完了します。
注文書ファクタリングと請求書ファクタリングの違い
注文書ファクタリングと請求書ファクタリングの決定的な違いは、資金化できる「タイミング(仕事の進行ステージ)」にあります。
一言で言えば、「仕事が始まる前(受注時)」に現金化するのが注文書ファクタリング、「仕事が終わった後(納品時)」に現金化するのが請求書ファクタリングです。
| 注文書ファクタリング | 請求書ファクタリング | |
| 現金化のタイミング | 仕事の着手前 (受注時点) |
仕事の完了後 (納品・請求時点) |
| 手に入る時期 | 支払日の最大数ヶ月前 | 支払日の1〜2ヶ月前 |
| 主な利用目的 | 材料費、外注費、職人の人件費など | 次の案件の運転資金、つなぎ資金 |
| 手数料の相場 | 高め (目安:5%〜20%前後) |
低め (目安:1%〜15%前後) |
| 審査の厳しさ | 厳しい (仕事の完遂能力も見られる) |
比較的通りやすい (売掛先メイン) |
| 必要書類の量 | 多い (見積書や過去の実績も必要) |
少ない (請求書と通帳がメイン) |
◎どちらを選ぶべき?
- 注文書ファクタリングが向いている人
建設業・製造業・IT開発など、「受注から納品までの期間が長く、先にまとまった外注費や材料費を支払わなければならない人」 - 請求書ファクタリングが向いている人
「すでに請求書は発行済みで、とにかく1日でも早く、低い手数料で手軽に現金を確保したい人」
注文書ファクタリングの申し込みから入金までの流れ
一般的に取引先に知られずに利用できる「2社間契約」の手続きが主流となっているため、今回は「2社間契約・オンライン完結型」の一般的なフローを例に進めます。
1.問い合わせ・事前相談
まずはファクタリング会社の公式サイトの問い合わせフォーム、または電話から相談を行い、希望の調達金額や手元にある注文書の発行元(売掛先)の情報を伝えます。
この段階で「いつまでに資金が必要か」を伝えておくと、そのスケジュールに間に合うかどうかを事前に教えてもらえます。
2.必要書類の提出(申し込み)
正式に申し込みを行い、審査に必要な書類を専用のマイページやメール、LINEなどでアップロードします。
注文書ファクタリングは請求書買取よりも「仕事の実態と確実性」を証明するためのエビデンス(証拠書類)が多く求められるのが特徴です。
- 注文書・発注書(または業務委託契約書など、発注が確定した書面)
- 見積書や仕様書(注文書に至るまでの経緯や金額の内訳がわかるもの)
- 法人の本人確認書類(代表者の免許証など)
- 直近3ヶ月〜6ヶ月分の銀行通帳のコピー(日々の入出金や過去の取引実績を確認するため)
- 過去の同等案件の実績や業務工程表
※会社によって求められる場合があります
3.審査
提出された書類を元に、ファクタリング会社による審査が行われます。
「売掛先(発注元)の企業に十分な支払い能力があるか」に加えて、「あなた(自社)が納期通りに、トラブルなく仕事を完遂できる能力や体制があるか」が厳しく見られます。
書面だけでは分からないプロジェクトの進行状況や外注費の支払いタイミングなどについて、電話やオンライン面談で簡単なヒアリングが行われるケースが多いです。
4.審査結果・条件の提示
審査に通過すると、ファクタリング会社から「買取条件」が提示されます。
提示された「手数料(相場:5%〜20%)」、実際に口座に振り込まれる「実質の手取額」、そして売掛先から入金があった後にファクタリング会社へ送金する「支払い期日」を念入りにチェックします。
内容に納得できれば、正式に契約へと進みます。
5.契約手続き(電子契約が主流)
2社間でのファクタリング契約(債権譲渡契約)を締結します。
最近のオンライン完結型サービスでは「クラウドサイン」などの電子契約システムを使って、スマホやPC上で即座にサインをして完了となります。
(対面型の場合は、店舗に出向くか担当者が訪問して契約書に署名捺印します)
6.買取代金の入金(現金化完了)
契約完了後、ファクタリング会社から指定したあなたのビジネス口座へ手数料を差し引いた買取代金が振り込まれます。
早い会社であれば、申し込みから最短翌日〜数日以内に資金が確保できます。
7.清算手続き
お金を受け取って終わりではなく、仕事が無事に終わった後に「清算」の手続きがあります。
- 通常通り仕事を完遂し、納品する
調達した資金で仕入れや外注費を支払い、プロジェクトを終わらせて「請求書」を発行します。 - 売掛先からあなたへ入金される
本来の支払期日が来ると、売掛先からあなたの口座へ満額が振り込まれます。 - ファクタリング会社へ送金する
売掛先から入金されたお金を、そのままスライドさせる形で当日〜翌営業日中にファクタリング会社へ送金すれば、すべての取引が完了となります。
売掛先から入金されたお金は一時的にあなたの口座に入りますが、すでにファクタリング会社に売却済みの「他社のお金」です。
別の支払いに流用してしまうと「横領罪」などの深刻な法的トラブルになるため、入金されたらすぐにファクタリング会社へ送金してください。
注文書ファクタリングのメリット
注文書ファクタリングには通常の請求書ファクタリングや銀行融資にはない、独自の強力なメリットがあります。
- 入金までの期間を「最大6ヶ月」も前倒しできる
- 受注時点での「材料費」や「外注費」の支払いに充てられる
- 銀行融資よりも審査が圧倒的に早く、借金にならない
- 万が一、売掛先が倒産しても返済義務がない
- 大型案件を受注しやすくなる
- ノンリコース(償還請求権がない)契約である
入金までの期間を「最大6ヶ月」も前倒しできる
一番のメリットはビジネスで使えるお金のタイミングを大幅に早められる点です。
通常の請求書買取は納品した後の入金を早めるものですが、注文書ファクタリングなら受注したその瞬間に資金化が可能です。サービスによっては最長で「半年先」の入金分まで前倒しできるため、入金サイクルが長くて資金繰りに悩みやすい業界には非常に心強い仕組みと言えます。
数ヶ月先にならないと手に入らないはずだったまとまった現金を今すぐ自由に動かせるリアルな資金へと変えられるため、手元のキャッシュを心配することなく、会社の成長スピードをより一層加速させることができます。
受注時点での「材料費」や「外注費」の支払いに充てられる
手元資金が少ないときに最も頭を悩ませるのが、仕事が始まるときに発生する「先出しの費用」です。
大きな案件が取れても納品するまでの数ヶ月間、原材料の仕入れ代や協力会社への外注費、スタッフの人件費などを自社で立て替え続けなければなりません。
しかし注文書ファクタリングを活用すれば、受注した時点でその仕事の未来の売り上げから、必要な軍資金を先払いで確保できます。
自分の貯金を切り崩したり無理に他からお金をかき集めたりしなくても、調達したお金でそのまま目の前の支払いをスマートに済ませられるので、経営の安定感がぐっと高まります。
銀行融資よりも審査が圧倒的に早く、借金にならない
銀行に融資を申し込むと大量の決算書を準備した上で、そこから数週間、長ければ1ヶ月以上も待たされるのが一般的です。
その点、注文書ファクタリングは最短翌日〜数日というスピーディーな対応で現金が手に入ります。しかもこれは「借金」ではなく、将来もらえる予定の「売掛金の売却(買い取り)」という扱いになります。
そのため会社の負債が増えるわけではありませんし、信用情報に影響が出ることもありません。
将来的に銀行から本格的な融資を受けたいときや、個人でマイホームのローンを組みたいと思ったときにも一切悪影響が出ないのが嬉しいポイントです。
万が一、売掛先が倒産しても返済義務がない
注文書を買い取ってもらった後、一番不安になるのは「納品する前に、発注元のクライアントが倒産して、お金が回収できなくなったらどうしよう」という事態ではないでしょうか。
ですが一般的な注文書ファクタリングなら、その未回収リスクはすべてファクタリング会社側が背負ってくれます。つまり、万が一売掛先が不渡りを出して売掛金がゼロになってしまっても、あなたが代わりに身銭を切って返済する義務は一切ありません。
金額が大きい案件であればあるほど、万が一の不測の事態から自社や従業員を守るための「安心の保険」としても非常に役に立ってくれます。
大型案件を受注しやすくなる
「実力や技術はあるのに、手元にお金がないせいで規模の大きな大口案件を泣く泣く断ってしまった」という経験を持つ経営者は少なくありません。
前払いの仕入れ代が払えないという理由でチャンスを逃すのは、非常にもったいないことです。
注文書ファクタリングをあらかじめ選択肢に入れておけば、予算の大きな仕事が飛び込んできても受注と同時に軍資金を作れるので、迷わず引き受けられるようになります。
自社の現在の資金力以上のポテンシャルを発揮してワンランク上の大きな仕事にどんどん挑戦していけるため、業績を伸ばす大きな起爆剤になります
ノンリコース(償還請求権がない)契約である
ファクタリングの書類を見ていると「ノンリコース」や「償還請求権なし」という難しい言葉がよく出てきます。
これは簡単に言うと、買い取った売掛金が回収できなくなったときに、ファクタリング会社があなたに対して「代金を返してほしい」と請求する権利を持たない、という意味です。
リスクはファクタリング会社が丸抱えしてくれるからこそ、私たちは安心してそのお金を目の前の事業に投資できます。
ただし自分のミスで仕事が途中でポシャってしまった場合はさすがに返済が必要になりますので、そこだけはしっかりやり切れる仕事で使うのが鉄則です。
注文書ファクタリングのデメリット・注意点
注文書ファクタリングは非常に便利な資金調達手法ですが、通常の請求書ファクタリングと比べて「まだ仕事が終わっていない(成果物がない)段階」で資金が動くため、独特のリスクやデメリットが存在します。
- 通常の請求書ファクタリングよりも「手数料が高め」になる
- 「3社間契約」が多く、取引先に知られるリスクがある
- 仕事の未完成・契約違反」があると法的トラブルに発展する
- 審査での「エビデンス(証拠)」の確認が厳しく書類が多い
- 対応している会社がまだ少ない
通常の請求書ファクタリングよりも「手数料が高め」になる
一番のネックとなるのが、手数料が比較的高く設定されやすい点です。
すでに仕事が終わっている請求書買取とは違い、注文書ファクタリングは「これから始まる仕事」を対象にするため、ファクタリング会社にとっては「途中でプロジェクトが頓挫するかもしれない」というリスクが生まれます。
そのリスクの高さがそのまま手数料に上乗せされるため、一般的な相場も5%〜20%前後と、請求書買取に比べて数パーセント高めになりがちです。
手元に入る金額が想定より少なくなってしまうケースもあるため、事前にしっかり見積もりを取り、支払う手数料以上の利益が手元に残るかを計算しておくことが大切です。
「3社間契約」では取引先に知られるリスクがある
注文書ファクタリングではあなたとファクタリング会社だけでなく、発注元の取引先も含めて契約を結ぶ「3社間契約」になるケースが少なくありません。
これから発生する売掛金を扱うため、ファクタリング会社としても取引先の合意を得て確実に回収したいという狙いがあるからです。しかしこれを利用すると取引先に「この会社は資金繰りが苦しいのだろうか」と、不要な不安や疑念を持たれてしまうリスクがあります。
今後の取引や関係性に影響を出したくない場合は、少し手数料が高くなったとしても、取引先に通知がいかない「2社間契約」に対応した会社を粘り強く探す必要があります。
「仕事の未完成・契約違反」があると法的トラブルに発展する
注文書ファクタリングでお金を受け取った以上、その仕事を最後まで完璧にやり切る重い責任が発生します。
もしも自分の都合で納期が大幅に遅れてしまったり途中でプロジェクトを投げ出したりして売掛金が発生しなかった場合、ファクタリング会社への重大な契約違反となります。
最悪のケースでは受け取ったお金の一括返済を求められるだけでなく、詐欺や横領といった深刻な法的トラブルに発展することもあります。
天災などの不可抗力ならともかく、自社のミスや怠慢による未完成は絶対に許されません。確実に完遂できると自信を持てる案件でのみ利用するのが鉄則です。
審査での「エビデンス(証拠)」の確認が厳しく書類が多い
未来の売り上げを買い取ってもらうため、審査では「本当にこの仕事が実在するのか」「最後までやり切れる能力があるか」を厳しくチェックされます。
そのため提出を求められる書類(エビデンス)が請求書買取に比べて多く、準備に手間がかかります。
手元にある注文書1枚だけでなく、そこに至るまでの見積書や仕様書、過去の似たような案件の実績、さらには日々の資金移動がわかる数ヶ月分の通帳コピーなども必要です。
書類に1箇所でも不備や不自然な点があるとそれだけで審査落ちの原因になるため、事前の書類チェックは念入りに行う必要があります。
対応している会社がまだ少ない
ファクタリングという仕組み自体は広く知られるようになりましたが、実は「注文書」の段階での買い取りに対応している会社は業界全体で見てもまだ少数派です。
やはりファクタリング会社側にとってもリスクが高いため、ノウハウや十分な資金力がある大手や一部の専門会社しか扱っていないのが現状です。
そのためいくつかの会社を比較して選びたくても、選択肢自体が少なくて困ってしまうことがあります。
急ぎで資金が必要なときほど手当たり次第に申し込むのではなく、まずは公式サイトなどで「注文書対応」「注文書ファクタリング」と明記されているかをしっかり確認しましょう。
注文書ファクタリング会社の選び方
注文書ファクタリングは通常の請求書ファクタリングよりも「ファクタリング会社側のリスクが高い」ため、業者選びを間違えると「手数料が高すぎる」「審査が全く進まない」といったトラブルに繋がりかねません。
安全かつスムーズに資金を調達するために、注文書ファクタリング会社を選ぶ際の「7つのチェックポイント」を解説します。
- まずはファクタリング会社の対応実績を確認する
- 「2社間」と「3社間」どちらの契約方式か
- 手数料の「上限」が明記されているか
- 自社の「業種」への理解や専門性があるか
- 運営会社の「信頼性・資金力」は十分か
- 調達までの「スピード」が自社の希望と合うか
- 個人事業主・フリーランス対応か確認する
まずはファクタリング会社の対応実績を確認する
注文書ファクタリングは請求書買取に比べてファクタリング会社側のリスクが高いため、十分なノウハウと「対応実績」があるかどうかが極めて重要です。
公式サイトにこれまでの累計取扱高や具体的な買い取り事例が豊富に掲載されているかを必ずチェックしましょう。実績の多い会社であれば複雑なプロジェクトの注文書でもスムーズに見極めてくれるため、審査にかかる無駄な時間を減らせます。
逆に実績が少ない会社だと審査に何日も待たされた挙句、最終的に断られてしまうリスクもあります。
過去に多くの事業者をサポートしてきた安心感のある会社を選ぶことが、資金調達を成功させる第一歩です。
「2社間」と「3社間」どちらの契約方式か
契約方式が「2社間」か「3社間」かは今後の取引先との関係を大きく左右する重要な選択です。
注文書ファクタリングは3社間契約を基本とする会社が多いですが、これを選ぶと発注元のクライアントにファクタリングの利用が知られ、資金繰りを心配されるリスクがあります。
もし取引先に一切知られたくないのであれば、多少手数料が高くなっても「2社間契約」に対応している会社を選ぶ必要があります。
それぞれの会社がどちらの方式を得意としているのか、また自社の状況ならどちらを選ぶべきかを事前にしっかり確認し、取引先との信頼関係を守れる最適なプランを選びましょう
手数料の「上限」が明記されているか
注文書ファクタリングのホームページを見るときは、手数料の「下限(例:2%〜)」だけでなく、「上限(例:〜15%)」がはっきりと書かれているかを確認してください。
下限の手数料は売掛先の信用が非常に高い一部のケースにしか適用されないことが多く、実際の審査ではそれより高くなるのが普通です。
もし上限が明記されていない会社を選んでしまうと審査後に「リスクが高いから」という理由で、想定外の高額な手数料を突きつけられて断れなくなるトラブルが起こり得ます。
あらかじめ手数料の天井が分かっていれば、安心して見積もりを依頼できます。
自社の「業種」への理解や専門性があるか
建設業やITシステム開発、製造業など業界特有の商習慣や独特な注文書の形式が存在する業種では、自社の「業種への理解や専門性」がある会社を選ぶことが不可欠です。
例えば建設業界であれば「工事の進捗に合わせて複数回に分けて入金される」といった流れを熟知しているファクタリング会社でなければ、正確な審査をしてもらえません。
業界の知識がない会社だと提出した注文書の実態を理解できずに審査が長引いたり、一律で落とされたりすることがあります。
自社と同じ業種の買い取り事例を多く持っている会社を選ぶと、手続きが驚くほどスムーズです。
運営会社の「信頼性・資金力」は十分か
未来の売り上げを扱う注文書ファクタリングでは大きな金額が動くことも多いため、運営会社の「信頼性と資金力」が十分にあるかを厳しく見極める必要があります。
資本金が極端に少なかったり、代表者や本社の所在地が曖昧だったりする怪しい会社は絶対に避けてください。中には高圧的な取り立てを行う悪質な業者や、約束の期日に入金をしてこない資金力の乏しい会社も潜んでいます。
上場企業やそのグループ会社、あるいは国や自治体のガイドラインに準拠してクリーンに運営されている大手の会社を選ぶことが、余計なトラブルに巻き込まれないための最大の防衛策です。
調達までの「スピード」が自社の希望と合うか
外注費や仕入れ代の支払期日は待ってくれませんから、調達までの「スピード」が自社の希望スケジュールとマッチしているかは大問題です。
注文書ファクタリングは書類の確認事項が多いため、最短でも数日〜1週間ほどかかる会社が一般的ですが、中にはオンライン審査を駆使して「最短翌日」などのスピード対応を強みにしている会社もあります。
申し込みから実際に口座へお金が振り込まれるまでに、平均して何日かかるのかを事前に担当者へ確認しておきましょう。
自社が必要とするタイミングにしっかりと間に合わせてくれる、スピード感のある会社を選ぶことが大切です。
個人事業主・フリーランス対応か確認する
あなたが個人事業主やフリーランスである場合、その会社が「個人対応」しているかの確認は必須です。
注文書ファクタリングは扱える会社自体が少ない上に、審査のリスクを抑えるために「利用は法人のみ」と制限しているケースが非常に多いからです。
確認せずに申し込むと最初の段階で門前払いされて貴重な時間を無駄にしてしまいます。
公式サイトの利用対象者の欄に「個人事業主可」「フリーランス歓迎」と明記されているか、または買い取りの最低金額が少額から対応しているかをチェックして、自分のビジネスの規模に寄り添ってくれる会社を選びましょう。
注文書ファクタリングにおすすめの会社5選
| トップ・マネジメント | ビートレーディング | BESTPAY | GMO BtoB早払い | けんせつくん | |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
| 買取可能額 | 最大1億円 | 下限・ 上限なし | 30万〜最大3億円 | 受注金額の最大50%まで | 下限・上限なし |
| 入金スピード | 最短即日 | 最短翌日 | 最短翌日 | 最短2営業日 | 最短2時間 |
| 審査書類 | 見積書・受注書・発注書 のいずれか1点 ※追加書類が必要な場合あり |
・口座の入出金履歴 (直近3か月分) ・注文書(発注書) |
・注文書(発注書) ・通帳3ヶ月分(表紙付き) ・本査定申込書 (オペレーターより送付) |
・売主の決算書2期分と 試算表、取引基本契約書等 ・見積書、発注書、 請求書・納品確認書 (検収書)など |
非公開 ※注文書の買取りも可能 |
| 手数料 | 0.5%〜12.5% | 4%〜12% | 5%〜 | 2%〜12% | 2%〜 |
| 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
トップ・マネジメント
トップ・マネジメントは2009年に設立されたファクタリングサービス企業で、創業15年のノウハウを活かし累計買取件数は 55,000件以上 に上る豊富な実績を誇ります。
手数料は2社間ファクタリングで3.5%~12.5%、3社間ファクタリングで0.5%~3.5%と業界平均よりも低水準で設定されており、最短即日での入金にも対応しています。買取可能額は30万円~3億円と幅広く、大口の資金ニーズにも柔軟に対応可能です。
ただし注文書ファクタリングの場合は最大1億円までとなっています。
また注文書・発注書だけでなく、なんと「見積書」の段階から資金化の相談に乗ってくれる独自のプランを持っています。 そのためシステム開発や製造業、印刷業など「受注から納品・請求までに数ヶ月かかる」という業種に非常に強いです。ただし、利用条件として「月商500万円以上」「設立半年以上」などの縛りがあるため、ある程度事業規模のある法人向けとなります。
| 買取可能額 | 最大1億円 |
| 手数料 | 0.5%〜12.5% |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 取引形式 | 2社間/3社間 |
| 審査必要書類 | 見積書・受注書・発注書のいずれか1点 ※追加書類が必要な場合あり |
| 運営会社 | 株式会社トップ・マネジメント |
ビートレーディング
ビートレーディングは2012年創業以来、10年以上の実績を持ちこれまでに取引実績7.1万社以上、累計買取額1,550億円を誇る信頼性の高いファクタリング会社です。
資金調達までのスピードにも強みがあり、300万円以上なら申し込みから最短2時間、300万円未満ならなんと最短50分で入金可能。必要書類も口座の入出金明細と注文書の2点のみとシンプルで、申込から契約までオンラインで完結できるため、手間がかかりません。
また最大の特徴は注文書ファクタリングであっても個人事業主やフリーランスが利用できる点です。独自の審査ノウハウが蓄積されているため審査通過率が高く、他社で断られたニッチな業種でも柔軟に対応してもらいやすいのが強みです。
手数料は4%〜12%と業界内でも比較的低めに設定されており、コストを抑えながら利用できる点も魅力です。さらに専任の女性オペレーターによる丁寧なサポート体制が整っており、個人事業主やフリーランスの方でも安心して利用しやすい環境が整備されています。
| 買取可能額 | 下限・ 上限なし |
| 手数料 | 4%〜12% |
| 入金スピード | 最短翌日 |
| 取引形式 | 2社間 |
| 審査必要書類 | ・口座の入出金履歴(直近3か月分) ・注文書(発注書) |
| 申し込み方法 |
オンライン/対面 |
| 運営会社 | 株式会社ビートレーディング |
BESTPAY
BESTPAYは国内でも珍しい「注文書・受注書の買い取り」を専門的に取り扱うファクタリングサービスです。納品前・着手前の段階で利用できるため、材料費や外注費、人件費といった先行コストの資金調達に強みを持っており、多くの経営者から支持を集めています。
実際に「ファクタリング会社支持率No.1」「経営者に紹介したいファクタリング会社No.1」に選ばれた実績もあります。
※実施委託先:日本ナンバーワン調査総研
また2社間ファクタリングを採用しているため、取引先に知られることなく利用できる点も大きな魅力です。さらに買取手数料は業界最安水準の5%〜、利用可能額は最大3億円と非常に高額な資金調達にも対応しています。
ここまで大規模な金額に対応しているサービスは珍しく、大型のITシステム開発案件など数千万円〜数億円規模のプロジェクト資金との相性も非常に良いサービスと言えるでしょう。
※最大3億円は売掛先の規模や継続的な取引年数などを総合的に考慮したうえで決定されます。
なお請求書ファクタリングについては個人事業主も利用可能ですが、「注文書ファクタリング」を利用できるのは法人のみとなっているため、その点には注意が必要です。
| 買取可能額 | 30万〜最大3億円 |
| 手数料 | 5%〜 |
| 入金スピード | 最短翌日 |
| 取引形式 | 2社間 |
| 審査必要書類 | ・注文書(発注書) ・通帳3ヶ月分(表紙付き) ・本査定申込書(オペレーターより送付) |
| 申し込み方法 |
オンライン/対面 |
| 運営会社 | 株式会社アレシア |
GMO BtoB早払い
GMO BtoB早払いはGMOインターネットグループの大手企業が運営するファクタリングサービスです。東証プライム上場グループならではの高い信頼性と安心感があり、コンプライアンス(法令遵守)体制も徹底されています。そのため契約内容が非常に明確で不透明な部分が少なく、初めてファクタリングを利用する企業でも安心して相談しやすいサービスとなっています。
また注文書買取にも対応しており、受注後すぐに資金化できる点が大きな特徴です。業種や企業規模を問わず幅広い利用実績があり、さまざまな事業者に活用されています。
さらに手数料の安さも大きな魅力です。請求書買取は1%〜10%、注文書買取でも2%〜12%と業界内でも比較的低水準に設定されています。特に上限手数料が公式サイトに明記されているため、「審査後に想定以上の高額手数料を提示された」といったトラブルが起こりにくく、資金計画を立てやすい点も安心材料の一つです。
加えて2社間ファクタリングを採用しているため、取引先に知られることなく利用できる点も魅力と言えるでしょう。
ただし利用対象は「法人のみ」となっているため注意が必要です。個人事業主やフリーランスは、注文書・請求書ファクタリングともに利用することができません。
| 買取可能額 | 受注金額の最大50%まで |
| 手数料 | 注文書買取:2%〜12% 請求書買取:1%〜10% |
| 入金スピード | 最短2営業日 |
| 取引形式 | 2社間 |
| 審査必要書類 | ・売主の決算書2期分と試算表、取引基本契約書等 ・見積書、発注書、請求書・納品確認書(検収書)など |
| 運営会社 | GMOペイメントゲートウェイ株式会社 |
けんせつくん
けんせつくんはその名の通り建設業界に特化したファクタリングサービスです。建設業界の事業者から高い支持を集めており、顧客満足度90%超を誇るなど利用者満足度の高いサービスとして注目されています。
最大の特徴は工事着工前の「注文書(発注書)」段階から資金化できる点です。建設業で発生しやすい資材費や外注費などの先行コストにも対応でき、受注後すぐに資金調達できるため、スムーズに工事準備を進められます。
また大手ファクタリング会社では「法人限定」としているケースも多い中、けんせつくんは一人親方や個人事業主、設立間もない会社にも柔軟に対応しています。建設業界には小規模事業者が多いという実情を踏まえたサービス設計となっており、他社で審査が難しかった場合でも相談しやすい点が魅力です。
加えて担当者が建設業界特有の商習慣を熟知している点も安心材料の一つです。独特な注文書の形式や追加工事による金額変更、長い支払いサイクルなどにも理解が深いため、「この書類は何ですか?」と何度も説明を求められるようなストレスが少なく、スムーズに話が進みやすい点も建設業者にとって大きなメリットとなっています。
| 買取可能額 | 下限・上限なし |
| 手数料 | 2%〜 |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 取引形式 | 2社間 |
| 審査必要書類 | 非公開 ※注文書の買取りも可能 |
| 運営会社 | 株式会社ウィット |
注文書ファクタリングがおすすめな企業・向いていない企業
注文書ファクタリングはすべての企業に万能なわけではありません。業種やビジネスモデルによって、「これ以上ないほど助かる企業」と「むしろ大損してしまう向いていない企業」にハッキリと分かれます。
それぞれの特徴を分かりやすくまとめました。
注文書ファクタリングが「おすすめな企業」
以下のような特徴を持つ企業は、注文書ファクタリングのメリットを最大限に活かせます。
受注から納品(入金)までの期間が長い業種
建設業、ITシステム開発、受注生産型の製造業などがこれに該当します。
これらの業種は注文を受けてから実際に納品して請求書を発行するまでに、数ヶ月から半年以上の長い期間がかかることが珍しくありません。その間、資材の購入費や外注費、スタッフの人件費などの「先出しのコスト」が発生し続け、自社のキャッシュを圧迫します。
注文書ファクタリングを使えば受注した段階で未来の売り上げを先払いで現金化できるため、長い制作期間中のコストをすべてカバーできます。
- 建設業・建築業
着工から竣工まで数ヶ月〜数年かかり、途中の職人さんの人件費や材料費が先に出る。 - ITシステム開発・Web制作
大規模な開発案件で、納品までに何ヶ月もエンジニアの給料を立て替えなければならない。 - 製造業(受注生産)
特注の機械や部品を作るために、着手前に高額な原材料を仕入れる必要がある。
自社の資金力以上の「大口案件」が舞い込んできた企業
「せっかく魅力的な大型案件のチャンスが巡ってきたのに、着手金や仕入れ代を立て替える手元資金が足りなくて、泣く泣く辞退せざるを得ない……」というのは、成長中の中小企業やフリーランスによくある悩みです。
ビジネスの大きな好機を資金力不足という理由で逃してしまうのは非常にもったいないことです。
あらかじめ注文書ファクタリングを選択肢として持っておけば自社の現在の限界を超えるような規模の仕事が飛び込んできても、受注書そのものを軍資金に変えて即座に挑戦できるようになります。
自社のポテンシャルを最大限に活かし、ワンランク上のステージへ会社を成長させる強力な武器になります。
銀行融資が難しい企業
創業して間もないベンチャー企業や赤字決算、税金の滞納などがあって銀行の融資審査に通らない企業にとって、注文書ファクタリングは救世主となります。
なぜならファクタリングは「借金」ではなく「資産の売却」であり、審査で最も重視されるのは、あなたではなく「発注元(売掛先)の会社の信用力」だからです
クライアントがしっかりとした法人であれば自社の財務状況が厳しくても問題なく即座に資金を調達できます。銀行の厳しい決算審査や長い待ち時間に頼ることなく、最短翌日〜数日という圧倒的なスピードで目の前の資金ショートを回避し、経営を立て直すことが可能です。
成長中でキャッシュフローが不安定な企業
売上や案件数が急激に伸びている成長企業ほど、実はキャッシュフローが一番不安定になりやすいものです。
なぜなら売上が増えるということは、それだけ先に支払う仕入れ代や外注費、増員したスタッフの給料などの「出ていくお金」も爆発的に増えるからです。
売上は立っているのに手元の現金が底をつく「黒字倒産」のリスクと常に隣り合わせになります。そうした急成長による構造的な資金不足の波を乗りこなすために、注文書ファクタリングは最適です。
必要なときにピンポイントで未来の売上を先取りしてキャッシュを補填できるため、安全に売上を伸ばし続けることができます。
注文書ファクタリングが「向いていない企業」
逆に、以下のような企業は審査に落ちやすかったり、無駄なコストを支払うことになったりするためおすすめできません。
受注から納品・請求までのサイクルが短い業種
注文書ファクタリングが向いていない企業について、それぞれの理由を分かりやすく詳しく解説します。
受注から納品・請求までのサイクルが短い業種
飲食業や小売業、数日から1週間程度で納品が完了する短期のサービス業などがこれに該当します。
こうした業種は注文を受けてから請求書を発行するまでの期間が短いため、わざわざ審査が厳しく必要書類も多い注文書ファクタリングを利用するメリットがほとんどありません。
注文書ファクタリングは数ヶ月先の売上を先取りできる点が強みですが、その分手数料が高めに設定されています。サイクルが短い業種であれば、少しだけ待って納品を済ませてから「請求書ファクタリング」を依頼した方が手数料も安く、よりスピーディーに現金を確保できます。
自社のビジネスのスピード感に見合わないコストと手間をかけるのは避けるべきです。
売掛先(発注元)が「個人」や「設立直後のベンチャー」の企業
注文書ファクタリングの審査において、最も重要視されるのは「発注元であるクライアントの信用力(約束の期日にしっかりお金を支払ってくれるか)」です。
そのためクライアントが一般の個人消費者である場合やまだ実績や決算書がない設立直後のベンチャー企業である場合は、ファクタリング会社が未回収リスクを負いきれないため審査に通ることはほぼありません。
またいくら大口の案件であっても、相手企業の信頼性を客観的に証明できるエビデンス(過去の取引実績や登記情報など)が不足していると門前払いされてしまいます。取引先の社会的信用があってこそ成り立つ仕組みであることを理解しておく必要があります。
利益率が極端に低い薄利多売の企業
注文書ファクタリングはこれから始まる仕事の不確定なリスクをファクタリング会社が引き受けるため、通常の請求書買取よりも手数料が5%〜20%前後と高めに設定される傾向があります。
そのためもともとの利益率が数パーセントしかないような薄利多売のビジネスで利用してしまうと、手数料の支払いで案件の利益が完全に吹き飛んでしまいます。
最悪の場合、仕事を完遂したのに手元に残る利益がマイナスになり、赤字を掘り進めることになりかねません。注文書ファクタリングを利用する際は提示された手数料を差し引いても、自社に十分な粗利益が残るような「高利益率の案件」に絞って活用するのが鉄則です。
注文書ファクタリングのよくある質問
一番の違いは資金化できる「タイミング」と「目的」です。
請求書ファクタリングは仕事がすべて完了して請求書を発行した後に、1〜2ヶ月先の入金を早めるために使います。
一方で注文書ファクタリングは仕事が始まる前、つまりクライアントから注文書をもらった時点で現金化できます。そのため納品前の段階で必要になる原材料の仕入れ代や、外注先への支払い、スタッフの人件費といった「着手金」として使えるのが大きな強みです。
仕事の前にまとまった軍資金が必要なら注文書、仕事が終わった後に一刻も早くキャッシュを回収したいなら請求書、と目的によって使い分けるのが正解です。
結論から言うと利用できますが、法人に比べると選べるファクタリング会社が少なくなります。
注文書ファクタリングはこれから始まる仕事を買い取るという性質上、会社側のリスクが高いため利用対象を「法人のみ」と制限している業者が多いのが現状です。
ただし最近は個人事業主やフリーランスに特化したクラウド型のファクタリング会社も増えており、そうした窓口を選べば問題なく審査を受けられます。
個人で申し込む場合は「発注元のクライアントが信頼できる法人であること」や「過去の取引実績が通帳でしっかり確認できること」が、審査をクリアするための重要なポイントになります。
原則として「見積書」の段階では利用できませんが、「契約書(業務委託契約書など)」であれば利用できるケースが多いです。
見積書はあくまで金額の提案に過ぎず発注が確定していないため、ファクタリング会社としては買い取ることができません。しかし契約書や注文書であれば法的にお互いの取引が合意された証拠になるため、買い取りの対象になります。
もし注文書の発行が遅れるスケジュールであれば事前にファクタリング会社へ相談し、代わりに「基本契約書」と「発注の事実がわかるメールの履歴」などをセットで提出することで、柔軟に対応してもらえることもあります。
主に「受注から納品までの期間が長く、事前のコストがかさむ業種」で広く利用されています。
代表的なのが建設業で、資材の購入や職人さんへの人件費が先に出るため非常に相性が良いです。またITシステム開発やWeb制作の業界でも、プロジェクト完了までに数ヶ月かかる間のエンジニアの給料を立て替えるために重宝されています。
そのほか特注の機械などを製造する受注生産型の製造業や、イベントの企画運営会社など、大きな案件を動かすために「支払いが先、入金が数ヶ月後」になってしまうビジネスモデルの企業にとって、定番の調達手段となっています。
結論から言うと、赤字決算や税金の滞納があっても利用できる可能性は十分にあります。
なぜならファクタリングの審査で最も重視されるのは、あなた自身の業績ではなく「発注元であるクライアントの信用力(しっかりお金を支払ってくれるか)」だからです。銀行融資のように過去の経営成績を理由に門前払いされることはありません。
ただし税金を滞納している場合は売掛金を国に差し押さえられるリスクを警戒されるため、事前に「分納(分割払い)の手続きを進めている」といった状況を誠実に説明し、証明書を提出するなどの前向きな対応が必要になります。
まとめ
注文書ファクタリングは納品前の「注文書」の段階で資金調達できる新しい資金繰り手段として注目されています。
特に先行費用が発生しやすい業種では資金不足による受注断念を防ぎ、事業拡大のチャンスを広げられる点が大きな魅力です。一方で通常の請求書ファクタリングより審査が厳しめだったり、手数料が高くなりやすかったりと注意点もあります。
そのため対応実績や入金スピード、手数料、業種との相性などをしっかり比較し、自社に合った会社を選ぶことが重要です。
資金繰りを安定させながらビジネスチャンスを逃さないためにも、注文書ファクタリングを上手に活用していきましょう。










